「コーヒー一杯でどこまでいけるか試したい」
そんなことをふと思いました。
喫茶すみへい・店主のすみへいです。
三重県四日市市で平日は会社員、お休みの時は、誰かに珈琲を淹れたり、ラジオ番組(ポッドキャスト)のパーソナリティーをやったりしています。悶々とした毎日を送りながらも、充実した日々を送ったり送らなかったりしています。
目下、今の悩み事といえば、「初日の出コーヒーどうするよ!?」です。
初日の出まで残すところ、3ヶ月とちょっとです。いや、ブログを下書きに書いてる間に、3ヶ月をきってしまうかもしれません。
“コーヒーが好き”について
好きは数値化できない
話は変わりますが、「珈琲が好き」の「好き」の部分って、人によってさまざまですよね。どれくらい好きなのかなんて、数値には表せないし、珈琲のどんなところが好きなのかでも相当な幅があります。飲むのが好きなのか、淹れるのが好きなのか、珈琲って言葉が好きなのか、香りなのか、味なのか、豆なのか、焙煎するのが好きなのか、スタバが好きなのか、喫茶店が好きなのか、珈琲を飲みながらゆっくり本を読む時間が好きなのか・・・これは挙げだすとキリがありませんが、『珈琲』に限らず、好きなものにはそれが当てはまると思います。
僕の場合、「趣味は?」「好きなものは?」と聞かれると、「珈琲かな」「喫茶店かな」と答えますし、喫茶店めぐりは僕の中では休日の過ごし方のベスト3に入ります。誰かと行くというより、一人で行く時間がすごく好きだということを考えると、もしかすると喫茶店が好きというわけではなくて、喫茶店で珈琲を飲みながら、特に何も考えずに、一人休日を過ごしている時間そのものが好きなんじゃないかっていうところに行き着いたりします。
誰かに淹れてもらった珈琲が好き
そうなると、「珈琲好き」なのか?と若干危うくなってきますが、間違いなく、「珈琲」が好きなわけで、その中でも僕は誰かに淹れてもらった珈琲が好きなわけです。自分で淹れて飲むというよりは、誰かに淹れてもらった珈琲を飲むのが好きなんです。だから、珈琲の美味しいお店によく行くし、県外だって、遠くにあるお店だって、珈琲一杯のために、旅に出ることもあります。
お店に行ったら、店主か店員さんとなるべく話したいので、何かを口実に話しかけます。カップが珍しかったら、なんていうブランドですか?とか。話の口実に、お店のグッズを買うこともありますね。コーヒー豆を売ってると非常にありがたく感じるのはそれがあるからでしょうかね。
誰かに飲んでもらうのが好き
淹れてもらった珈琲を飲むのも好きなのですが、反対に誰かに淹れてあげることも好きなのです。以前、twiiterでこんなつぶやきをしました。
僕は人に作ってもらったものが好きだ。食べ物なら尚更。僕にとって誰かのために作れるものが、「珈琲」だったので #喫茶すみへい をやっている。飲みたいと思って来てくれた方の前で、一杯の珈琲を淹れる。それを目の前で飲んでくれて受け取ってくれたあの瞬間は何物にも代え難い。すごく豊かな時間。 pic.twitter.com/neyJwaKhGX
— すみへい|住田良平 (@sumihei) 2019年9月17日
僕は人に作ってもらったものが好きだ。
街にはコーヒー屋さんがたくさんあってほしい
またまた、話は変わりますが、商売が繁盛するとかしないとかそういうところは一旦置いておいて(次に考える事案)、街には、コーヒー屋さんが沢山あった方がいいと思うんですよね。カフェでも喫茶店でも、コーヒースタンドでも、コーヒーロースター(焙煎所)でも。
そこにひとつ条件をつけるとすれば、“そこでしか味わえない”ということ。店主の趣味が前面に出たお店だったり、なんかすごく居心地がよかったり、人柄がにじみ出てたり(それっぽく言うと「体温のある」とかかな、僕には似合わない言葉だけどw)。
僕の好みは「お疲れ様の珈琲」
僕が一番ぐっとくるのは、「一日の終わりに、自分にお疲れ様の珈琲を」みたいな感じで、夜やってるいい感じの喫茶店があると最高。好みの問題。僕はこれが好きって話で正解とか不正解とかはないですよね。
ある喫茶店のストリーズより
「今日一日を締めくくる
夜、一杯の珈琲」ここコピー、たまなく良いっすね。
— すみへい|住田良平 (@sumihei) September 28, 2019
ま、そういうお店もあっていいよねってこと。いろんな種類のお店があっていいよね。業種は同じかもしれないけど、店主が違えばぜんぜん違うお店になるだろうし、人には会う会わないあるだろうから。選べる選択肢が沢山ある街はすごく魅力的だなって思うのです。おそらく、これについて言うとき、絶対出てくる、ナショナルチェーン(全国チェーン)と個人経営のお店について。
「体温のあるお店」っていう表現で言うと、僕は、個人経営のお店、店主やまたそこで働く人が際立ったお店がいいって結論になる。街を魅力的にしたいって言う話ではなくて、魅力的な街に僕は住みたいなってことです。
だから、僕もひとつ行動を起こしてみました。
『喫茶すみへい』っていう週末のゲリラでオープンする青空喫茶店。
「お疲れ様の珈琲」とは少し違うけど、お酒を飲んだ後に立ち寄りたくなる喫茶店。
もう一軒行きたいけど、BARじゃないんだよなって時に行きたくなるお店。
ホッとする“珈琲”なんかが飲めるお店。
僕の武器(いい言葉が見つからない…)は、珈琲。ドリップコーヒー。家で自分で淹れていた珈琲を外に持ち出した。喫茶店が好きだったし、コーヒーが好きだったし、人に何かをしてあげるのが好き(~してあげるって言葉がどうも好きじゃないけど、うまい言葉が見当たらない)。ラテとか出してないです、ドリップコーヒー一択。アイスコーヒーを出してたときもあったけどかなりレア。基本、ホットコーヒーだ。砂糖もミルクも置いていない。別にそこにこだわりがあるわけじゃないけど、僕が入れないから置いてないだけ。それらを否定してるわけじゃないよ。持ってきてはいるけど、テーブルに出してないだけ。言われたら出すけどね。
「誰かと比較して」って書いてる時点でめちゃくちゃ意識が外にいっちゃってるわけだけど、珈琲に詳しい人がいくらでもいるし、生産地に行って、生産者の声を日本に届ける活動をしている人もいる。自家焙煎でこだわりの豆を作ってる人もいる。すごく映えるラテアートができる人もいる。色んなジャンルがあるから、どこを目指してもいいんだろうけど、そこを目指す必要はないのかなって思う。好きな部分で自分ができることで、また、チャレンジすることでもしかしたら実現するような関心の高いものを、自分のペースで出していければなって思ってる。
街の話をさっき書いたけど、あれは僕がたまたま珈琲が好きだったから。
「コーヒー屋がたくさんあってほしい」って書いたけど、珈琲に限らず、パン屋さんとか古本屋、文房具屋、BEER BAR、なんでもいいけど、その街でしか味わえない場所があるといいよねって話がしたかったわけです。
あったらいいなぁ・・・って思ってるだけじゃなくても、そういう場所を自ら作るぞ!ってのは前々から思ってることだから、「勝手に街を盛り上げ隊」ではないけど、勝手にやって面白がってくれる人を一人でも多く見つけてきて、巻き込んで、自分がまず楽しく過ごせる居場所をつくろう!って思ってるわけです。えらそうにすみません。
コーヒー一杯でどこまでいけるかやってみよう!!
きっかけのツイート
このブログを書くにいたったきっかけのツイートたち↓↓↓
【再掲】
自分は階段の何段目のことを何段目の人に伝えたいと思っているのか。僕はコーヒー文化をもっと広げるために、階段の一段目「コーヒーは楽しい」に立ち返りたい。
いいものをどうやって知ってもらうか。|川野優馬/LIGHT UP COFFEE @yuma_lightup|note(ノート) https://t.co/agH4LYXERR
— 川野優馬 / LIGHT UP COFFEE (@yuma_lightup) September 18, 2019
「好きなことを仕事にしたい」という主張にまつわる落とし穴は「好き」のレベルがまったく違う人を同じように「好き」な人だとして扱うことに無理がある。選ぶとしたらこれかなぁという人とこれをやらずにはいられない人は同じ「好き」な人ではない。だがここを厳密に問うていくことは簡単ではない。 https://t.co/BRaFBOlRSM
— ツバメコーヒー (@tsubame_coffee_) September 27, 2019
「初日の出どうするよ」って書いてて、結局脱線めいた方向に話が進んでしまったことをここでお詫び申し上げます。また、抽象的なブログを書いてしまったよ。。。
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