会社員すみへいの働き方改革|靄が晴れた話

どうも、すみへいです。三重県四日市市在住の会社員です。

前置き長いので本題から読みたい方は目次をクリック!!!

長めの前置き

普段はSNS(主にtwitter)を使って、日ごろ感じていることや、こんなことやったら楽しいかもというようなことを発信しています。

やりたいなって思ったことは「まず形にしてみる」を信条にしていますが、「まず形にすること」に対して、恐怖感を抱くこともしばしばあります。

形にすることで、自分の今がそこに現れるわけで、「すみへいって、こんなもんかよ」と評価されるんじゃないかとすごく気にしています。形にしない(決めない)ことで、「すみへいならこんなこと思ってるんだろう」と相手に勝手に想像してもらうという意識もかなりありました。それは、卑怯だなともわかってはいるものの…

そんな“変なプライドの塊”が行動しようとしているから、常に何かに悶々として、はたから見ると、なんとももどかしく感じるかもしれません。

前に進んだり、止まったり、後退したり、を繰り返しながら、まだ見つかっていない『人生の目的』みたいなものが見つかったらいいなと思い、日々を過ごしています。

「まず形にすること」の大切さを学んだ【喫茶すみへい】という活動(2018年3月3日撮影)

 

さて、、、ガラッと心境の変化があったわけではないですがここ最近、歯車がなんとなく噛み合いだしまして、僕のやりたいことが少し明確になってきたので、それについて、ブログに書こうと思います。僕の頭の中は、だいたい、かなり美化され、誇張されているので、実際に文字にしてみると意外とそんなにボリュームがなかったり、面白くなかったりするかもしれません。

「よし、どれどれ、すみへい君はどんなこと考えてるのかな???」と、ちょっと年上のお兄さん、お姉さん的な立ち位置で、温かいお気持ちで読んでいただけると幸いです。長くなりましたが、本題に入ります。

 

本題

単刀直入に…

「フリーコーヒー」の喫茶店として、今まで喫茶すみへいをやってきましたが、「商い」としてこれから喫茶すみへいをやっていくことに決めました。

これに伴い、今まで避けていたマネタイズのことを形にしていきます。本業の会社員の仕事とは別で、個人で稼ぐということをやっていくことに決めました。具体的には、喫茶屋台(移動販売)、グッズ販売、すみへいファンクラブ(仮)の開設…を今、考えています。

『複業』としての「喫茶すみへい」として、新たな一歩を踏み出します。

初日の出コーヒー(2020年1月1日) 霞埠頭にて、喫茶屋台をスーパーカブで引っ張ってきて、67杯の珈琲をふるまいました。

※本業がお休みの時限定という条件です←詳しくは次の項目で説明します

※まだ飲食業許可は取得していません、これからです

そこに至るまでの経緯。話すと少し長くなります。

今までも悩んでいたお金のこと

今までも、お金をいただく、いただかないの話はずっと考えていました。

  • 喫茶すみへいの活動を持続的にやっていくには、何かしらマネタイズが必要なんじゃないか?
  • ふるまいコーヒーで今やれていたとしても、やりたいことが出てきたときに、何かしらお金は必要になるんじゃないか?

とかね。

ただ、どこか自分に自信がなかったのと、お金をいただくことで喫茶すみへいの価値が下がってしまうんじゃないかという心配もあったり。そして、会社の就業規則のことがあって、ずっとなぁなぁにしてきていました。

昨年3月末に収録したおみそしるラジオ第14話「お金ってなんだ」でも、同じようなことを話しています。その時も何か現状を変えたければ、行動に移さないとと思っていましたが、結局あれから1年。それに関しては何もせずに過ごしました。

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会社も「働き方改革」を積極的に推進

僕が勤める会社で「働き方改革」の動きが昨年から活発になってきました。

時短やペーパーレス、育児休暇、有給取得、労働時間の削減、効率的な仕事…等々、実践しようと取り組んでいます。

  • 定められた労働時間の中で効率的に仕事をし、より高い成果を出す
  • 時短で生まれた時間でやりたいことに積極的に挑戦し、プライベートをより充実させる

僕の認識では「働き方改革」として理想像はこんな感じ。

会議でもそういう話を社長から言われました。従業員からすると「休みが増える、ラッキー!」と一見、嬉しいことのように思えますが、実際はきつくはなるでしょう。

喫茶すみへい 4杯目(2018年5月5日) エプロンを友人に作ってもらいました。少しマスター感増した?

働き方改革によって、仕事以外の時間が増えて、趣味に使う時間が増える。それによって生活の質が上がるということなんでしょうけど、僕個人としては、割と、仕事以外の時間を、自分の好きなことにあててきていたので、その感覚はあまりないんです。時間が増えて、もっとやりたいことがやれるってのは嬉しいことです。ですが、やりたいことやるには、どこかで「お金」のことを考える時がくるんですよね。

「働き方改革」の話題の中で、「副業」をテーマに語られてることも多いかと思うのですが、僕も個人として活動をしていく中で、「収入源」「お金」についてはよく悩みます。

今はまだ大丈夫ですが(いや、実際のどうだろう…汗)、やりたいことがどんどん増えていく一方で、疲弊していったり、やりたいけどお金がなくてできないという場面がいずれやってくる。どうにか自由に使えるお金をつくれないかと考えることも増えてきました。

副業しようか…」と何度も頭にちらつきました。会社員ならほぼ一度は考えたことがあるんじゃないですかね。「月に2、3万稼げないかなぁ」って。

僕だったら、行きたいところに行く、応援したいプロジェクト・人を支援するとかをやってると、お金が足りなくなります。だから、「お給料上がらないかな」「お給料以外でお金生み出せないかなぁ」ってよく考えます。アフィリエイト、セドリ、YouTuber、ブロガー、治験、アルバイト…等々、「副業」について結構調べましたからね。

立ちはだかる就業規則

ただ、ここで立ちはだかるのが「就業規則

働き方改革推進によって、「副業解禁」する会社も増えているとはいうものの、どこまで浸透しているのかなぁと思います。

時間ができる→空いた時間を好きなことに使う。好きなことをやる。好きなことをやりながら、収入を得るという選択も考えるのも不思議ではないと思います。

僕の働く会社は、就業規則に、副業を禁止するという文言が書かれています。黙ってやることも可能かもしれません(そうやってる方も世間にはいると思います)。でも、それも何か違う気がして…。

喫茶すみへい 5杯目(2018年6月9日) 僕のアイコンにもなっているキャップ(農画家ナスケン作)はこの日がスタートなんだね。

何かを生み出そう、何かやろうと思っても、会社員はお金を会社以外でお金を生むことが許されないというジレンマ。かといって「副業を認めてほしい」と会社に伝えるのは「自分のことしか考えていない」「自分本位だ」「”君だけ許したら、みんな許さないといけない”と言われて否定されるんじゃないだろうか」というのが頭の中をぐるぐるとめぐるわけです。

毎日、もやもやは止まりません。どうしようもないけど、どうにかしたい。解き放たれない自分のこの熱量をどうしたらいいかわからない。悶々としまくるわけですね。

ダメと言われたらあきらめよう

このもやもやは、働く上でかなりのマイナスだよなぁと思った僕は、思い切って社長に相談することにしました。吹っ切れたんでしょうか。早めに解決したかったのか、3月に持ち越したくなかったのか。「ダメと言われたらあきらめよう。とりあえず、伝えてみてから考えよう。ダメ元だ」と言い聞かせて、社長に相談したんです。

 

2月29日(土)、月末。その日はお給料日でした。

タイムカードを打刻して、「相談があります、少しお時間いただけますか?」と社長に伝え、今自分が考えていることを素直に伝えました。

  • 月に一回珈琲のふるまいを諏訪公園でやっていること
  • 今までは無料でやってきたこと
  • 援助するよと支援を名乗り出てくれる方がいること
  • これから喫茶すみへいの規模を大きく、活動の幅をひろげたいこと
  • それにはお金がかかり、またお金のやりとりが発生してしまうこと
  • 仕事が休みの日だけ、喫茶店(有料)をやることを許可してほしいこと

箇条書きで書くとこんな感じです。

喫茶すみへい 6杯目(2018年12月8日) 遠方からの来てくれて、遠くでそっと見守ってくれる常連さんの存在。ありがたいです。

結果を先にいうと、副業OKとのことでした。

これは、そのあと教えてもらったことですが、「働き方改革」を実践していく中で、就業規則を近々改定する予定だったそうで、副業に関してもその時に明記するとのことでした。

社長からは、こんなようなことを言ってもらえました。

  • 商売をしてみることはいいことだ
  • そこで何か得るものがあって、それを会社で生かせるといいな
  • 本業は疎かにしてはいけない
  • 会社の休みの時に
  • 何か決まったらまた相談してほしい

絶対何か言われるだろうな、否定されるだろうなと思っていたので、正直、拍子抜けでした。喫茶すみへいをやることやプライベートで何か活動すること、ラジオやこのブログもそう。こういったことは会社の人にはあまり話していないし、悪いことはしてないんですがどこか後ろめたさがあったんですよね。

だから、「やってみたら」と後押ししてくれて、すごくホッとしました。一気に、靄が晴れたといいますか。

それと同時に、本業マジでがんばらな!!って責任がどっとのしかかってきたのも事実。それと、[行動できていない自分]の言い訳や逃げ道として、「就業規則」という”自分ではどうしようもできないもの”に何となくなすりつけていたことができなくなりました。

さらには、これだけ許してもらえてるのに、不平不満なんて言ってられないなとか、会社側が歩み寄ってくれたのに、自己開示しないのはよくないよなと。だから、今まで後ろめたくて言わなかったことを積極的に社内で共有(コミュニケーションの一つとして)していった方がいいなと思いました。

「副業」ではなく「複業」

僕は喫茶すみへいの活動を単なる“月2,3万稼ぐ”ための「副業」とは考えていません。

「働き方改革と会社員」を考える際、「相乗効果」が一番大事なんじゃないかなと思うんです。

  • 会社での経験を個人で生かす
  • 会社でのつながりを個人で生かす
  • 個人でのつながりを会社に生かす
  • 個人で得た知見を会社に生かす
  • 個人での認知を会社の認知につなげる

副業はあくまで、本業のかたわらやるもの。あくまで、本業ありきです。僕のイメージでは、副業ってコソコソやってる感じなんですよね。

喫茶すみへいは本業ありきではありますが、喫茶すみへいも本業だし、『二足のわらじ』という表現が正しいのかわかりませんが、どちらにおいてもプラスになる。相乗効果がないと意味がないと思ってます。

農家の友人のハウスで、『農園スタンド』(2018年12月24日)というコーヒースタンドをオープンさせました。

仮に、会社員2.0が、「会社とは別で収入を得ている金銭的に独立した会社員のこと」を指すとすれば、僕は、金銭的な独立もしつつ、僕のやっている活動で僕のことに興味を持ってくれた方が、「そんな彼が働く会社って??」とビジネスに繋がったり、何かしら会社のプラスになるような存在でいたいと思っています。

金銭的な独立をすることは、誰だってできることじゃないし、すごいことやと思いますが、そこには、お互いの円の重なる部分がないので、すごくもったいない気がします。所属している会社が嫌で嫌でしようがないとか、とりあえず毎月決まったお金が入ってくればいいやと会社を考えているなら、それもアリなのかもしれません。ただ、それは精神的にはつらいとは思いますけどね。

そういう意味で、

  • 僕は「複業」として、喫茶すみへいの店主という肩書で活動していきますよ!
  • 儲けをしっかり出して、継続的に活動がやっていきますよ!

ということをここで改めてお伝えしたいと思います。

僕にとって、かなりの挑戦

今まで、「無料」「ふるまい」「会社員が無料で珈琲を配っている」がパワーワードでキャッチ―だったから、そこを珍しく思われていたように思います。僕も「無料でふるまう」ことが価値だと思っていました。

だから、自分の中でこれはかなり挑戦だなと感じています。

無料で珈琲が飲めることが僕の価値だとすると、有料にしたら今までのように人は来てくれないんじゃないかということ。

値段をつけることで、「カフェ」というくくりで見られてしまうかもしれないということ。

僕は珈琲を提供していますが、単なる喫茶店をやっているとは思っていません。おいしい珈琲を飲んでもらうことはもちろん、喫茶すみへいがそこにあることで生まれる空間を作り出そうとしています。誰かの居場所になったらいいなと。

喫茶すみへい 13杯目(2019年9月14日) 珈琲好き、喫茶店好きがこうじて…“お酒を飲んだ後に珈琲が飲めてホッとできるお店が四日市に会ったらいいな”をやってみました。

ただ、それは自分が楽しむことありきなんですよね。「自分が楽しめればよい。それが結果的に周りを楽しませているなら尚良い」というスタンスでやってきましたし、これからもこのスタンスは変えるつもりはありません。自分がやりたいこと、楽しめることじゃないと、プラスのことって生まれないし、僕がやる意味が全くない。

だから、誤解を恐れずにいうと、迎合するような立ち位置にはなりたくないですし、あくまで、自分の軸を持って行動したい。このスタンスは変えずにやっていきます。

今のところ必要だと思うこと

今浮かぶのは取り急ぎ、こんな感じです。

☑食品衛生責任者の資格を取得します

☑移動販売用に軽バンをカスタマイズします

☑保健所より営業許可を取得する

☑移動販売用に喫茶屋台をカスタマイズします←これは優先順位低め

初日の出コーヒー(2020年1月1日) 霞埠頭にて。朝5時から7時の2時間。2020年一番最初に珈琲をふるまった人なんじゃないかと、勝手に自負しております。

新型コロナウイルスの関係で、3月はまるまる喫茶すみへいをオープンさせないと決断したので、1か月、終息するまでにはなると思いますが、準備の時間にあてます。年内、どこかの場所で喫茶すみへいをオープンする予定ですので、ぜひ僕の発信を追いかけていただけると嬉しいです。

喫茶すみへいで実現したいこと

実現したいことをいくつか書こうと思いますが、ここでいったんブログを締めたいと思います。次回、「喫茶すみへいで実現したいこと」をまとめます。まとめた上で、マネタイズに関する具体的な内容を書いていきます。

初日の出コーヒー(2020年1月1日)を終えて、いつもの3人で。 この日のこと、早くブログにまとめないとな(汗

 

最後に

昔の投稿をさかのぼっていたら、1杯目の動画がありました。1時間40分の垂れ流し、完全ドキュメンタリー動画です^^

このブログを書き終える前に、ラジオで複業のことを語りました。もしよければこちらもぜひお聞きいただけると幸いです。

http://omisoshiru.world/pod/2020/03/07/28-sumihei-hatarakikatakaikaku/

 

長文、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

引き続き、喫茶すみへいと僕のことをぜひ応援していただけると嬉しいです。

コメント

  1. […] むこと。これは、前回ブログ(2020.3.6)で書いた働き方改革の進展です。 […]