地域に愛される場所をつくりたい~「創る」ところと「泊まる」ところ

4/29-30の1泊2日で長野県の諏訪に行ってきました。

帰ってきて、気持ちの整理のためにブログを書きます。

旅の模様は、twiiterで【#すみへい長野】をつけて発信しているので、よろしければそちらをご覧になってください。いい感じに楽しんでる雰囲気が伝わるかと思います。

前回のブログでも書いたけど、僕は四日市に『工房』と『ゲストハウス』を作ります。ゲストハウスの話は初かな???

作るといいつつ、何も形にできていなかったので、僕が前々からものすごく興味があった、「リビルディングセンタージャパン」さんと「マスヤゲストハウス」さんに行って雰囲気を感じてくるという旅を企画しました。結果、もうやばいくらいに感動して帰ってきました。リビセンもマスヤさんも、諏訪もめっちゃよかった。また絶対行く!!!

旅の直前まで、工房の参考にという想いから、「リビセンが見れたらOK」なノリで行ったんですが、結果、どちらもかなりの刺激を受けて、工房やりたい熱とゲストハウスやりたい熱がふつふつと湧き出ている状態です。というよりも、何か行動に移したい熱が今やばいです。

リビセンを参考になんておこがましいけど、素直にここで学びたいと思った

工房に関していうと、リビセンの『レスキュー』にものすごく共感しました。レスキューとは簡単にいうと、捨てられるはずのものを救出して新たな価値をつけて販売するというもの。これを四日市でもやりたい。というかやる。

ネットで見てたこのロゴに気持ち高まる

この『レスキュー』というやり方のどこに共感したかというと、空き家が解体される際、本来ならば産業廃棄物として捨てられるはずだった床板や柱、梁材などが、持ち主から伺ったストーリー(どんな家族が住んでいたとか、どんな使われ方をしていたとか)とともに受け継がれるということです。

床板一枚一枚に、柱一本一本にストーリーがあります。それをオーナーの東野さんは説明してくれるんだそうです。僕は今回、古材を買うとこまで行ってないけど、カフェで古材売り場を眺めていたら、お客さんといろんな話をされている東野さんの姿がとても印象的でした。もちろん、その材料を使うとどんな仕上がりになるかだとか、古材特有のデメリットなんかも話されてると思います。

古材ショップ。僕の好きな空間でした。

そういう、DIYの説明ができるってのもすごいなと感じました。僕にはまだできない。学んでみたいなと素直に思いました。なので、近々またリビセンにいきます。リビセンサポーターズという制度があって、リビセンのスタッフさんのお手伝いが誰でもできるみたいです。実際に手を動かして、材料をレスキューしたり、レスキューしてきた古材を洗ったり磨いたり整理したりもするんだろう。解体やお手入れも学びたいし、たくさんの人を巻き込んで物事を進めていくやり方もぜひ学びたい。

これからやろうとしていることは、絶対に一人じゃできないし、たくさんの方の助けが必要になるので、人に応援されるような、また実践の場で楽しく応援してもらえるような何かを学びたいと思っています。

諏訪のまちの特徴とマスヤゲストハウスの役割がベストマッチだった

下諏訪駅から徒歩7,8分のところにマスヤゲストハウスさんはあります。

電車を降りてgoogleマップでマスヤさんを検索して思ったのは、「まちの作りがシンプルでいいな」ってこと。電車降りてずーっとまっすぐ行ったらあります。

もともと旅館だったところを改装

今回はこちらの泊まりました。

以前から、知人のFacebookの発信で、存在は知ってましたが、ゲストハウス自体に若干の抵抗があって、いかず。最近、自分のやりたいことの中に、『宿泊』というのは出てきて、しかもただ単にホテルをやるとかではなくて、関係性の深い人に使ってもらう宿。オーナーやその建物に共感する人達がだけが利用する宿を考えています。

ここで受付して飲んで、ゆっくりして…。色んなことの中心。

マスヤさんのオーナーきょんさんにお話を少し伺ったんですが、

「まちの良さは町に住んでる人はわからない、外の人が「これいいですよね」って言われてやって気づく。そういう場所にしたかったんだよね」

ゲストハウス周辺情報を教えてもらった時に、めちゃくちゃときめいたのを覚えています。「なんだこのまちは!!」ってね。

歩いていける距離に、めちゃくちゃ素敵なお店があるんですよ。温泉は5件、中華料理屋に居酒屋、カフェ、クラフトビールが飲めるお店に雑貨屋。しかも、歩いて10分もしないところに、あの諏訪大社まであるんですよ。

初めて行ったゲストハウスがマスヤさんだったから、これがゲストハウスのあるべき姿で、この立地条件じゃないとダメなのかなと思ったけど、違いました。

いろんな形のゲストハウスがあって、ここがたまたまコンテンツが集約されているだけで、都会には駅近にあるものもあれば、山奥の何もないところ(川や森はあるけどお店はほぼない)もある。色んな場所があるんだってことを宿泊者の方に教えてもらった。

ただ、これだけは言えるのが、地元に愛されて、ゲストに愛され応援されるゲストハウスってのは、なぜゲストハウスを建てようと思ったかというきっかけやストーリーがあるということ。

そして、オーナーさんやスタッフさんの人柄が相当重要だということ。ただ単に「流行ってるから」とか「かっこいいから」みたいな理由だと、立地によっては需要があるのかもしれないけど、愛される場所にはならないと思った。

どうせやるなら、というか、僕がやりたいのは、「ゲストがわざわざそこをめがけてやって来る宿」、ゲストハウスという形態が合ってるのか。そもそも、『宿泊』という分野はどんなやり方があるのか。未知の世界です。もしかしたら、既存の考え方の中で、「なんかそういう風なことをやりたいなら、『ゲストハウス』でしょ!」ってなっているだけかもしれないです。

だから、本当になぜやるのかという根本をきっちり考えていきたい。

ここが一番大事で、これによって人を巻き込めるか巻き込めないかが決まってくるといっても過言ではないと思います。

『工房』も『ゲストハウス』も今のところ不確定。どちらも結局、手段であって、目的ではない。自分のやりたいことを実現する手段が昨日おとといまでは、『工房』であり、『ゲストハウス』って形だっただけ。

この二日で本質をもっと考えたいなと思ったんです。自分がやりたいことにどれだけストーリーがのっかっているか、「ただやりたいからやった」のフェーズじゃなくなってきてる。あまり固くならず、やりたいことを想いをのせてやっていきます!!

旅の初日、リビセンに行ったときに感じたことがすべてだなと。このことは、マスヤさんでも同じく感じたことです。

『こういう場所が全国から、また地域の方から応援されるんだなぁ』

やるぞ!!!!!!

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